どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
サーキット走行会に興味があるバイク乗りってすごく多いみたいです。出版社の方に聞いた話だと、どの走行会も参加者が増えてきているそうな。そしてこのブログも意外と「サーキット 初心者」で検索が来てるっぽい。
楽しくサーキットを走ってみたいというバイク乗りに始め方と必要な装備を解説します。
この記事は
- サーキット走行をしてみたいけどどうすればいいか分からない
- どんな装備が必要なの?
- ツナギを買うと高そうで怖い
そんなあなたに向けて書いています。
サーキット走行は楽しい
初心者でも楽しめるサーキット走行会
俺は速く走れるわけじゃないけど、サーキット走行を自分のペースでめちゃくちゃ楽しんでやっています。ツーリングや峠と違って対向車や路面を気にすることなく走れるって気持ちがいいです。
バイクに乗り始めた頃からサーキット走行をしてみたかったけど、当時は最初は何を揃えればいいのか全く分かりませんでした。ツナギって高そうだなーとか、バイクにものすごく負担がかかるんじゃないか?とか。
本格的にレースを始めようと思ったらとにかく消耗品が半端ないけど、ちょっとサーキットを走ってみたいという程度であればそこまでバイクにも負担はかからないし、装備代も安く済みますよ。サーキット走行への第一歩を解説していきます。
あ、あとね初めてだったり、ペースが遅くても大丈夫。普通の走行会は速い人と遅い人が混じるとスピードが違いすぎて危険なため、きちんとクラス分けをしてありますので安心してくださいね。
走行会によってはツナギは不要
サーキットっていきなりガチガチの装備が必要なんじゃないかって思われがちなのですが、サーキット走行会によっては普段のツーリングの装備で大丈夫なところもあるんですよ。
ペースはツーリングペース、そして先導付きで自由に走れるわけではありませんが、体験をしてみるという意味では最適なのかなと。個人的にはサーキットは合う合わないがあると思っているので、試しにこういう体験コースに参加するのがいいんじゃないかなーって思いますよ。
他にもライダースクラブのライパという走行会はフルフェイスヘルメットに革製のブーツとグローブ、プロテクション装備のあるバイク用の革製ジャケット&パンツでも可と書いています。初心者クラスのピンクゼッケンなんかだと先導付きで、スローペースで走ってくれます。
ツナギをレンタルするのもあり
バイク用のアパレルメーカーにはツナギのレンタルをしている会社もあります。会社によって値段は違いますが、俺が愛用しているブランドのクシタニなんかはこちらのページでレンタルをしています。
レンタル期間は1週間で、スーツのみで13,000円、スーツとブーツで15,000円とツナギを買うより安く済んじゃいます。グローブは買う必要はありますが、普段のツーリングでも使えるしいいグローブを持っておくってのもいいかなと。
さっきも言いましたが、サーキット走行って好みがすごく分かれるんじゃないかなと。ツナギなどの装備を全部買ったはいいけどあんまり好きになれなかったとか、怖い思いをしてもう行きたくなくなったとか。
もしフルセットを買ってハマらなかった時がすげーもったいない。だから俺は試しに何社かレンタルしてみて、今後もサーキット走行に行くのであれば、しっくりきたメーカーのツナギを買うというのがオススメしています。
サーキット走行会に必要な装備
フルフェイスヘルメット
サーキットを走るのであればMFJなどの規格に通ったものが必要だと言われることもあるのですが、規格の有無は走行会によって違います。もし走行会で規格の指定があればそれに従いましょう。特に指定がなければ普段使っているフルフェイスヘルメットで大丈夫です。安全性の問題からジェットヘルメットや半ヘルなどの装備はNGですよ。
ちなみにカメラマウントはサーキット場によってはNGだったりします。転倒時に首や頭に負担がかかる可能性があり、安全面の理由からだそうです。許可しているサーキット場もありますが、万が一の際は自己責任です。インカムもなるべく外すことをお勧めします。
レーシングスーツ
サーキット走行会に参加するのに必要なのがツナギです。前述したように不要な走行会もありますが、だんだん慣れてくると自分のツナギが欲しくなります。どのメーカーがいいとかは完全に好みだし、値段もピンキリなので一概には言えませんが、個人的にはクシタニがオススメ。
安価なツナギから始めたい!という方であればベリックなんかは金額的には安いのでオススメですよ。
レーシンググローブ
革製のグローブです。プロテクション能力が高く、操作性に優れているのでバイクがとっても扱いやすいですよ。サーキット以外にも春や秋のツーリングなんかにも使ってたりします。1つあっても損はありません。
レーシングブーツ
普段のツーリングに使うシューズやブーツとは違い、ふくらはぎの中間くらいまで守ってくれるものが多いです。スライダーなどもついており、サーキット専用に作られたブーツです。
プロテクター
胸部や脊椎を守るプロテクターです。ツナギ自体にも防御力はあるし、各部にプロテクターは入っているのですが、万が一の転倒の際に胸や背中を打ち付ける可能性があるので必須です。
養生テープ
ヘッドライトやミラーなど割れたら飛散する部分に貼るためのテープです。万が一転倒してしまった際に、コース場にパーツの飛散を防ぐためのもの。走行会によっては受付にテープを置いていたりしますが、持参するのが確実ですよ。
ヘッドライトにウインカー、ミラー、リフレクターなど割れる可能性のある場所には全て貼りましょう。
サーキット走行会であると便利なもの
キャンピングシートバッグ2
バイクを積める車(トランポ)があればベストですが、そんな車がない場合はほとんどがサーキット場まで自走になるはずです。ツナギなどの装備を積めるバッグってなかなか大きなサイズになるのですが、キャンプに使うタナックスのキャンピングシートバッグ2なんかは装備が一式入るのでサーキットまで自走する人にオススメしています。
こちらにキャンピングシートバッグ2のレビュー記事を書いていますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
グランドシート
地面に直に装備を置きたくない時にグランドシートがあるとすごく便利です。ツナギや着替えたものを置いておけます。
椅子
サーキット場って案外座る場所がないんですよね。かといってバイクにまたがって休むのもそれはそれで疲れるので、キャンプなどで使う折りたたみ式の椅子があると便利です。
クラス分けされている走行会は待ち時間が長いことが多いので、休憩する時に役立ちます。
サーキットは怖い面もある
俺はサーキット走行は楽しいとは言っていますが、絶対に誰にでも勧めたいというわけではありません。ある程度スポーツ走行をする以上、転倒する可能性はあるし、怪我をする可能性だってあります。現に俺も一度転倒して怪我してますしね。
サーキット場で転倒した場合、保険についているレッカーサービスはほとんどの場合使えません。そして、仮に誰かにぶつけられて転んだ場合も保険は効かないし、自己責任の世界です。走行会によっては保険がある場合もありますが、怪我をしたら仕事に支障が出たりします。
トランポならまだいいですが、サーキット場まで自走してくる場合、車両が走行不能になったら途方に暮れます。俺は周りの人に助けてもらいましたが、非常に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
サーキット場は普段の峠より幅が広いことが多いので、ついついスピードレンジが上がってしまいます。高速道路と一般道ではスピードの感覚が違うように、サーキットではスピード感覚が麻痺してしまいます。スピードを出しすぎてつい止まりきれずに…なんてこともありますよ。
普段の公道でもそうだけど、楽しいばかりじゃないっていうのがサーキット走行です。調子に乗ったら転ぶので、自制心と自分の腕とバイクの状態と相談して楽しんでくださいね。
まとめ
(撮影:GoodLuckRiderさん)
最後にちょっと怖い話をしてしまいましたが、きちんと自制心を保てばサーキットは公道より遥かに安全です。無理に走ってほしいとは思いませんが、興味があるのであれば、サーキット遊びに一歩踏み出してみるのもアリなんじゃないかなと俺は思っています。
だんだんハマってレースにのめり込むかもしれないし、俺みたいに楽しくツーリングの延長で走るかもしれないし。バイクの楽しみ方の1つとして遊ぶのはとっても楽しいですよ。冬のシーズンは走行会は少ないですが、興味があればぜひサーキット遊びを検討してみてください。
この記事があなたのバイクライフの参考になれば嬉しいです。それでは!
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