どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
バイク用で寒さ対策に高機能インナーウェアって売ってるじゃないですか。
あれって実際本当なんですかね?ってずっと思ってたんですよ。バイク用のインナーってちょっとお高いじゃないですか。気軽にポンポン買える値段でもないんだよなーって。ユニクロのヒートテックの方が安いじゃんって。あんまり暖かくないけど。
ただちょっと気になってる自分もいる…ってことで、今回GOLDWINのハイブリッドアンダーの上下をテストしました。結論から言うとものすごく暖かかったです。
GOLDWINのハイブリッドアンダーの上下をレビューします!ヒートテックとの違いなんかも説明しています。
この記事は
- 冬の防寒対策で悩んでいる
- ユニクロのヒートテックじゃダメなん?
そんなあなたに向けて書いています。
GOLDWIN ハイブリッドアンダーシリーズ
今回試してみたのはGOLDWINのハイブリッドアンダーシャツとハイブリッドアンダーパンツの上下セットです。
GOLDWINのブランド『光電子』ですね。『ひかりでんし』じゃなくて『こうでんし』です。
輻射熱を利用し保温するとかなんとか。詳しい仕組みはあんまり分かりませんが、簡単に説明すると温度って冷たいところに移動していくんですって。暖かいものが冷たいところに逃げると。
バイクで考えると体温より外気温の方が低い場合、体の熱はどんどん奪われていくそうです。
その体温が逃げるところを光電子の素材を使ってカット。そして反射させて体温を逃げないようにしているそうです。なので素材自体が発熱するようなものではなく、自身の体温を使って保温しています。
風が当たる前面には防風素材が使われており、風対策もバッチリです。
バイク専用だけあって運動性能も高く、動きの邪魔になるなんてことはありません。
気温8度の高速道路でテスト
さて、早速実際の使用感について書いていきますね!今回テストした環境は気温8度の朝の高速道路。下道ならまだ頑張れるけど、高速道路の速度域になると冷たさが辛くなってきます。
東京から沼津まで約140kmの道のりで、高速道路を約1時間くらい走ったかな。
その時の装備は上が革ジャン、ユニクロのウルトラライトダウン、GOLDWINハイブリッドアンダーシャツという組み合えわせ。下は冬用の防風パンツにハイブリッドアンダーパンツという組み合わせです。
えーっとね、結論から言うとすごく暖かかったです。
いや、暖かかったと言うと若干語弊があるんですけど、1時間ほど高速道路を走っても冷えませんでした。
この冷えないって言う部分がかなり重要なんですよね。まず外気温が一桁台でバイクで走っていて暖かいなんて状況ってあんまりないです。それこそ電熱ウェアを使っていない限り。
バイクで走る上で避けられないのが体感温度というものがあり、風速1mの風が吹くと体感温度が1度下がると言われています。バイクは風を受けて走る乗り物なので、体感温度はどんどん下がっていくわけです。
体を冷やしてください!って言ってるようなもの。
気温が一桁台の高速道路という過酷な状況でも体が冷えなかったというのは冬の快適なライディングにおいて重要です。体が冷えていくと運動性能は極端に下がるし、一度冷えた体はなかなか暖まりません。冬の冷えきった状態で温泉に浸かってもしばらくは体は冷たいし、寒いままですよね。
冬のライディングは暖かいことより、冷やさないことの方が重要なんじゃないかなと。GOLDWINのハイブリッドアンダーシリーズはその『冷やさない』ことが優れているなって感じました。
気になるポイント
個人的にハイブリッドアンダーシリーズで気になるポイントがあったのでその辺もお話しします。
お腹と腰周りが思ったより冷える
ハイブリッドアンダーシャツの裾周りはパンツにインするために少し長めに作られています。
ただジャケットの作りによっては裾が絞られていなかったり、防風が甘いと隙間から風が入ってくるんですよ。なのでお腹周りがちょっと冷えるなーって感じです。
なので対策としてはウエストウォーマーを使うなどして、お腹と腰回りを冷やさないようにするといいかもしれません。
お気に入りのモンベルのウエストウォーマーが品薄になってて悲しい。
袖丈がちょっと短い
これすげー個人的な意見なんですけど、GOLDWINのアンダーシャツ製品って袖丈がちょっと短い気がするんですよね…実は夏用も持っているんですけど、それもやっぱり袖がちょっと短い…
俺は身長があるのですが、横幅ってあんまり太くないんですよ。縦に合わせると横が余るし、横に合わせると縦が足りないみたいな。
まあ個人的な体型の話なので商品の欠点じゃないんですけどね。でもそういう体型の人もたぶん増えてきてますので…ねえGOLDWINさん…?(こういう時だけさん付けする)
ヒートテックじゃダメなん?
ほとんどの人が感じる疑問。それが「ヒートテックじゃダメなん?」という疑問。
確かにヒートテックは安いです。セールだと700円くらいで変えてしまうのも事実。俺も普段着としてはたまに着ています。
だけどバイクという視点で見ると残念ながらヒートテックは向いていません。
まずヒートテックの発熱の仕組みなのですが、汗などの水分に反応して暖かくするんですよ。ただ冬のライディング時に汗ってかかないですよね。汗を掻く状況ってすでに発熱素材や高機能インナーなんて必要ないと思うんです。
ヒートテックを着て暖かいのは最初だけ。そして案外冷えるという話もあり、冬の登山では死活問題にもなるくらいです。現に俺も冬のツーリングでヒートテックを着て暖かいと思ったのは家を出る時くらいかな。
バイクという視点から見た場合、暖かいインナーとしてヒートテックを求めるのは違うのかなと思います。
もちろん全否定をしているわけではなく、ただのインナーとして活用する分にはいいと思いますよ。
まとめ
GOLDWINのハイブリッドアンダーシリーズは思った以上の働きをしてくれて、気温が低い中でも快適にバイクに乗ることができました。「どうせ暖かくないんでしょ?」って思っててすみませんでした。
マジで冬のライディングが快適になります。
とはいえね、値段がちょっとなって思う方もいるとは思うんですよ。そんな方には光電子の靴下なんかもあります。足元の冷えも体の冷えにつながっていくので、足元から温めるのもいいかもしれません。
靴下から試すってのも悪くないと思います。
体を冷やさず、ライディングの邪魔をしない高機能アンダーウェアをお探しならハイブリッドシリーズはオススメですよ。
ぜひ体感していただけたらと思います。YouTubeでも紹介したのですが、視聴者さんが購入したらしくめちゃくちゃ気に入っていただけたみたいで嬉しかったです。コメントに書いてくれてました。
動画はこちら
そして最後になりますが、防寒の考え方の基本は重ね着で空気の層を作ること。インナーだけを過信するのではなく、インナーで作った熱を閉じ込める考え方で服を選ぶと冬のライディングの快適さが増しますよ。
冬のライディングの参考になれば嬉しいです。それでは!
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