どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
バイク用のライディングジャケットは様々なブランドから販売されていますが、種類を大きく2つに分けると『革』とポリエステルなどの『化学繊維』の2つです。
じゃあどちらの方が優れているのか?どちらの方がバイクに向いているのか?もちろん、どちらにもメリットデメリットがありますが、革と化繊のジャケットについてお話しします。
この記事は
- ジャケット選びに悩む初心者さん
- 革と化繊のメリットデメリットを知りたい
そんなあなたに向けて書いています。
ライディングジャケットの素材は大きく分けて2種類
ライディングジャケットはバイクに乗ることを想定して作られたジャケットで、その辺の服屋さんで売っている普段着で乗るより楽にバイクに乗る事ができます。
プロテクターが入ってたり、バタつかないように工夫がしてあったり。
万が一転倒した時の身体へのダメージも抑えられるし、バイクに乗って感じる疲れも軽減できます。
もしあなたがバイクに乗り始めた初心者さんだとしたら、ぜひ1着はライディングジャケットを着てほしいなと思います。
もちろん気に入ったものを着るのが一番良いとは思います。革と化繊のそれぞれのメリットデメリットを知っておいて損はありません。
あなたのライディングジャケット選びの参考になればと思います。
革ジャンのメリット
防風性が高い
バイクは走行風の影響をもろに受ける乗り物です。高速道路なんかでは時速100kmの速さで走るため、かなりの走行風を身体に受けることになります。
風速で時に30mほどの風になることもあり、常に台風の中に突っ立っているような風を受け続けることもあります。
革ジャンの特徴は風の影響を受けにくいのが大きなメリットになります。バタつきにくく、身体への疲労を軽減します。
防御力が高い
革は引き裂き強度に優れています。何が良いかというと、万が一転倒した時の強度が高いということです。
立ちごけ程度であれば革も化繊も変わりませんが、走行中の転倒であればアスファルトの上を滑っていくことになります。
化繊だと一発で破れますが、革だと引き裂き強度が高いためしっかりと体や肌を守ってくれます。
レーサーなんかが着ているツナギも、主要な部分は全て革でできています。
実際に革ジャンじゃなかったら大怪我してたかもしれない…という走行中の転倒も経験しているので、個人的には防御力の高さは推したいポイントです。
革ジャンとプロテクターの組み合わせは最強なんじゃないかと思っています。
かっこいい
これは完全に見た目というか、俺の好みです(笑)バイクと言えば革ジャンというイメージが強いですよね。
レーサーのようなツナギをイメージして作られたような革ジャンや、普段着に近づけたような革ジャンなど様々な種類のジャケットが販売されています。
最近は結構オシャレな革ジャンもたくさんあるなーって印象です。
バイク用の革ジャンは=ゴツいというイメージはだいぶ薄くなってきましたね。ストリート系のバイクは革ジャンが個人的には大好きです。
革ジャンのデメリット
メンテナンスが必要
革製品はジャケットに限らず定期的なメンテナンスが必要です。
このメンテナンスを楽しいと感じるか、面倒と感じるかでデメリットかどうかは変わってきますが…
革は生き物と言われるくらいメンテナンスで寿命が大きく変わり、定期的にメンテナンスをすれば一生物として着れるものもあります。
ただメンテナンスを怠るとひび割れや劣化などが進むので、綺麗な見た目を維持するためにもメンテナンスの時間は必要です。
水に弱い
一般的に革製品は水に弱いです。最近は水に強く撥水加工をされた革製品なんかも出ていますが、まだまだ水に弱いというのが一般的です。
革が濡れて、水分が蒸発する際に油分まで一緒に持っていってしまうので、濡れたまま放置などは厳禁です。
ちょっとした雨でもダメというわけではありませんが、水に濡れたらきちんと拭き上げたり、油分を足してあげるなどのメンテナンスをしてあげたほうがいいんです。
化繊のような濡れたら干しとけばいいという簡潔さはありませんが、革ジャンはその辺が手間がかかりますね。
保温性が弱い
防風性は突出した能力を持っている革ジャンですが、保温性能はちょっと弱いです。
保温は重ね着をした服の暖かい空気の層をいかに保つか?というのが勝負なのですが、革はその空気を保つ力が化繊に比べて弱い傾向にあります。
なので真冬には使えないんです。俺は電熱ウェアと合わせて真冬でも着ていますが、電熱を切ったらめちゃくちゃ寒いです(笑)
一度化繊のジャケットと電熱ウェアを組み合わせたら暖かかったな…化繊のジャケットに電熱ウェアを合わせたほうが暖かさは上です。
重い
加工の仕方や革の質でも変わってくるので、一概には重たいとは言えないのですが、一般的に革ジャンは素材の影響もあり重いです。
俺の持っているHYODの革ジャンは手に持つとずっしりと重さを感じます。
その重さのジャケットの袖を通したらライディングのスイッチが入るってのもありますけどね。
余談ですが、KUSHTANIの革ジャンはめっちゃ軽かったですね。
上質な革を使って、強度を保ったまま薄くするという特殊な製法を使っているからみたいですよ。
値段が高い
一般的に革ジャンの方が値段が高い傾向にあります。
俺の持っているHYOD、KUSHITANIの革ジャンはそれぞれ6万円くらい。HYOD、KUSHITANIの化繊のジャケットは夏のメッシュだと3〜4万円って感じです。
夏用と冬用でも若干値段が違うので大雑把な比較になりますが、同じメーカーの中でも値段に開きがあります。
化繊ジャケットのメリット
夏は涼しく冬は暖かい
メッシュジャケットの風通しと、冬の寒さに耐えるために設計された化学繊維はやはり大きなメリットですね。
革にも風が抜けるように穴が開けられたパンチングがありますが、メッシュジャケットの風通しには敵いません。例えばKUSHITANIのマッドスポルトジャケットはメッシュジャケットなのですが、涼しいし動きやすいしで不満がほぼないくらい気に入っています。
また、保温性を持たせた素材を使用した冬ジャケットの暖かさは革ジャンに比べると格別です。
その他にもゴアテックスのような防水透湿素材が搭載されたモデルは、水は通さないけど湿気は外に放出するという機能をジャケットに持たせることもできます。
保温などの機能面で言えば化繊のジャケットは革製品より優れているかもしれませんね。
メンテナンスが簡単
ゴアテックスなどの防水透湿素材を使っていなければ、簡単に洗濯機で丸洗いをすることができます。
雨に降られて濡れてしまっても干しとくだけでオッケーです。めんどくさいメンテナンスや、管理はほぼ必要ありません。
メッシュジャケットを着て九州ツーリングに行ったときなんかは、やっぱり雨に降られることもあるはあるんですよ。
そんな時はホテルでハンガーにかけておくだけってのは楽でいいですね。
化繊ジャケットのデメリット
ばたつきやすい
革ジャンに比べて軽くて柔らかい分、化繊ジャケットは風でバタつくことが多いです。
もちろん対策をしているメーカーがほとんどで、ベルクロなどでばたつきにくいように工夫をしているものも多いです。
ただある程度風の影響は受けやすいですね。特に胸のあたりがバタバタとすることが多いかな…普段は革ジャンを着ていて、化繊のジャケットに変えると気になりますね。
転倒した時に破れやすい
化繊は革に比べて引き裂き強度が弱いです。
立ちゴケ程度ならまだしも、走行中の転倒だとアスファルトに対して化繊は耐えきれずに破れてしまうことがあります。
肌が露出してしまうとその部分が擦り傷になってしまうことだってあります。耐久性という面では一歩劣ります。
革と化繊はどっちがいいの?
一言で言うと好みです。着たいものを好きに着ましょう。
…と言ってしまうと元も子もないので、俺の意見を入れるとすると、真夏は化繊のメッシュジャケット、それ以外は革ジャンです。
なぜかというと、真夏はどうしても汗をかくし、とにかく暑いんです。せっかくのお気に入りの革に汗を染み込ませたくないしな…って思うんですよ。
まあ、ほとんどの人は夏はメッシュという選択肢だと思いますし、クッソ暑い中で革ジャンを着れる人はなかなかいないんじゃないかなって思います。
春や秋のような涼しい季節は革ジャンが最適だし、真冬はHEATECHという電熱ウェアを組み合わせて意地でも革ジャン着るし。とにかく革ジャンが大好きなんですよ。
真冬は化繊の方が暖かいですけどね。
超個人的意見であればやっぱりバイクには革ジャン!って思っている人です。そういうこだわりも悪くないのかなって思います。
寒さに耐えられないのであれば、真冬は化繊ジャケットをオススメします。
あれ?結局は臨機応変に好きなものを着ればいいという感じになっていますね…(笑)まあ趣味ですから。
まとめ
めっちゃ長文で革と化繊のメリットデメリットを書きましたが、いかがでしたでしょうか?
バイクを知り尽くしているベテランライダーならまだしも、バイクに乗り始めて日が浅かったり、バイクウェアに興味を持ち始めた方には参考になると思います。
革と化繊。それぞれメリットもあるし、デメリットもあることを理解した上でジャケット選びをすると面白くなると思います。
ぜひお気に入りの1着を見つけてバイクライフを楽しんでもらえたらなと思います。それでは!
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