どうも!バイク乗ろうぜの慎也(@ShinyaGuitar)です。
今回SHOEIのフラッグシップモデルのヘルメットであるX-14(X-Fourteen)を導入しましたが、実際に使ってみて思ったことが、これめちゃくちゃオススメできます。
高速安定性、ベンチレーション、見た目のフォルムのどれをとっても最高レベルです。使用感などをレビューをしてみます!
この記事は
- SHOEI X-14の購入を検討している
- X-14ってどんな人にオススメなのか気になる
そんなあなたに向けて書いています。
購入のきっかけ
2017年夏に九州ツーリングに行く計画を立てているんですよ。九州への移動手段をどうしようか考えたのですが、高速とフェリー移動の2択になり、結局フェリーの予約は取れず…そしたら九州までの1,100kmの道のりを走り抜けなければいけないわけです。
X-14を買うまでに使っていたヘルメットは、SHOEIのXR-1100というヘルメットでした。これもいいメットなんですけど、高速道路では走行風で頭がちょっと振られるんですね。
しかも長いこと使っているんで劣化も気になるし、そろそろ買い替えか…というタイミングでした。
そしてバイクもSUZUKI GSR400からKawasaki ZX-14Rへと新しくなったので、せっかくなのでメットも新調しました。バイクに色を合わせて買ったので、ピッタリですね!しかし派手だなー。
今となっては普通かもしれませんが、ヘルメットの耳の部分にスピーカーを仕込める穴が付いていますね。XR-1100にはこの穴が付いていなかったので、すげー嬉しい。
耳にスピーカーが当たるのは不快でしょうがないですからね。
X-14の4つの良いところ
見た目
圧倒的に見た目がかっこいいことです。見た目に惚れてX-14を買いましたもん。この色といい、形といい前衛的ですよね。Araiの丸っこい帽体に対し、SHOEIはエイリアンみたいなエアロ感が特徴的です。
よくパッシブセーフティーのAraiと、アクティブセーフティーのSHOEIなんて言われ方をしますが、ヘルメットに関しては好みで選ぶのがいいのかなと。
どちらのメーカーも世界の様々なレースで使用されており、信頼性も世界トップクラスです。信頼性が世界トップクラスであれば、あとは見た目や好みが選ぶポイントになってくるのではないかと俺は思っています。
ノーズガードのところにSHOEIのロゴが入ってたりと、小さな部分にこだわりを感じます。
こんな風にリアフラップが付いていたり。空力をコントロールしているらしいです。オプションでリアフラップの違うパターンを購入できるみたいです。
サーキットや走行会などで、高速道路より高い速度レンジで走る人には有効かもしれません。
ベンチレーションが最高
下道でノロノロ走っていてもベンチが効いていることを確認できたのには驚きました。特に頭頂部に風の通りを感じます。真冬にベンチを開けっ放しで走ってた時に、頭頂部が凍傷になるかと思うくらいでした。
以前に使っていたXR-1100は長年使っていて劣化したってのもありますが、ベンチレーションは弱いです。夏は正直地獄だし、頭が蒸れて気持ち悪くなっちゃうんですね。
X-14はSHOEIの中でも最高クラスのベンチレーションだそうです。2りんかんで対応してくれたスタッフのお姉さんも同じことを言ってました。
ヘルメットの中で汗をかいてしまうとどうしても不快になりますよね。いくらベンチレーション機能が優れていても、真夏の暑さにはかないません。汗の不快感が気になるよー!って方はKUSHITANIのインナーキャップがオススメ。真夏のツーリングには欠かせません。
視界が広い
X-14とXR-1100を比べてみました。目の上部に当たるところの広さが違います。
X-14は視界を広く作られているとカタログに書いてましたが、実際に被っていても視界の上部の広さを感じます。僅かな違いではありますが、その僅かな違いが広い視界を生み出しています。
前傾姿勢のバイクの場合、どうしても上側が視界が狭いんですよね。俺の乗っているZX-14Rはそこまできつい前傾じゃないですけど、やっぱり視界は狭まっちゃいます。
べた伏せになるレースのために作られているということを実感できますね。一般道を走るツーリングライダーにとっても、視界が広いに越したことはありませんからね。
高速安定性が最高レベル
一言で言い表すなら「無」です。それくらい高速域の安定感が特化しています。
ZX-14Rに乗っていると「リニアモーターカーみたいだな」って思う瞬間があるんですけど、X-14と相まって安定感が半端じゃない。これは初めてX-14を被って高速道路を走った時はめちゃくちゃびっくりしました。思わずメットの中でにやけてしまうほどでした。
車線変更なんかで横を向いた時なんかも、そこまで首を持って行かれないのは楽です。XR-1100の時は頭を持っていかれるかと思うくらい横風には弱かったですからね…風圧による首への負担が減るのはすげーありがたい。
X-14の3つの気になるところ
やっぱり良いところばかりではないなってのが正直な感想です。しかしどれも大きな欠点というわけではなく、強いて挙げるなら…って感じです。
個人的にはもう少しコンパクトになってくれたら嬉しいかな!
帽体がデカい
一目でデカいなって思いました。そして俺の持っているメットといくつか比べてみてもやっぱり大きい…ボンバーマンかよ!って思います。
被ってみるとそうでもないのですが、他のメットと並べて置いてると見るたびに「デカいなー」って思います(笑)
参考になるかは分かんないですけど、SHOEI J-FORCE3と比べてもめっちゃデカい…っていうか長い。サイズは同じXLなんですけど、ジェットとフルフェイスでこんなに差が出るものですかね。
その後訳あって、Lサイズに買い替えたのですがそれでも少し帽体は大きめかなと。特に後頭部に長く伸びているので、余計に気になるかもしれません。
ちょっと重い
帽体が大きくなったことによるものなのかは分かりませんが、ちょっと重たいですねー。軽量に作られたツーリング向きのモデルのZ-7とはコンセプトが全く違うので比べちゃいけないのかもしれませんが、比較するとやっぱり重たいです。
走ってる時はなんともないのですが、被って発進待ちしている時や、ちょっと頭を傾けたときに重さを感じます。しかも俺はヘルメットにカメラをマウントしてモトブログ仕様にするので、カメラをつけるとさらに重くなってしまいます。
もう少し軽くなってくれたらいいんですけどね。
※2019/1/19追記
この記事を書いてから北は北海道、南は九州まで走り回りましたが重量は気にならなくなってきました。多分3万キロくらいは走ってるかと。おそらく慣れという部分が強いです。高速域での空力が優れているので、首への負担を軽減できているからだと思います。
風切り音は大きい
風切り音が想像以上に大きいです。ヒューという甲高い音はしないのですが、ゴーっという音は結構うるさいです。ベンチレーションが良すぎるのか…原因は正直分かりません。
高速道路を2時間近く走ると耳が少しおかしくなるレベルですね。ただ、遮音性以外の性能は最高なので耳栓を使用するのをオススメします。
X-14に限らず、高速道路を走る時に難聴になってしまう可能性は大いにあります。どのメーカーのヘルメットを使っていても、ぜひ耳の保護のために耳栓を使うことをオススメです。
X-14はこんな人にオススメ
趣味でバイクに乗っている人の多くはツーリングメインだと思います。それこそサーキットやレースに出るのであれば、迷わずX-14を買うと思いますし。
俺がX-14を使って感じたのは『高速道路を多用するツーリング向け』ということです。前述しましたが、高速の走行安定性が比じゃないので楽なんですよ。走ってる時は重さも全く気にならないですし。
目的地まで高速道路で一気に走って、現地を楽しんで、高速道路で帰る…という使い方にぴったりなんじゃないかなと。逆に下道でトコトコ走ったり、頻繁に休憩で脱いだりする場合はZ-7やNEOTECHみたいなメットの方がオススメかもしれません。
ベンチレーションに関しては、XR-1100としか比較ができないのが残念なところではありますが。とにかく涼しいメットがいい!って人にもX-14はオススメできますね。頭が気持ちいいですよ(笑)
色々とレビューしてみましたが、結局は見た目が気に入ったメットを買うのが良いと思います。カラーだったり、グラフィックだったり。
ツーリングで使用するのであれば、紫外線でシールドの色が変化するフォトクロミックシールドが最強にオススメできます。
まとめ
ホントX-14は買ってよかったなって思います。X-14を被ってバイクに乗って走り出した瞬間に違いが分かりました。さすがフラッグシップモデル。気になる点ももちろんありますが、帽体が大きいのとちょっと重たいという部分に関しては走り出せば全く気にならないのでそこまで気にする必要はないかなと。
一度使うとやめられないヘルメットですね。ぜひSHOEIの本気が詰まったX-14を体感してみてください。動画でもお話ししているので、ぜひこちらもご覧になってくださいね!
それでは!
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